MiSight 1 dayとは
MiSight 1 day(マイサイト ワンデー)は、近視の視力補正と近視進行抑制を目的として設計された、1日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズです。
日中に装用することで、遠くを見やすくすると同時に、近視の進行を抑えることを目指します。
MiSight 1 dayの特徴
MiSight 1 dayには、主に次のような特徴があります。
- 近視進行抑制を目的として設計されたソフトコンタクトレンズ
- 毎日新しいレンズを使用する1日使い捨てタイプ
- 日中の視力を補正しながら近視進行抑制を目指す
- レンズケアが不要で、衛生的に管理しやすい
- 眼科医の定期的な診察・管理のもとで使用する
近視進行を抑える仕組み
MiSight 1 dayは、1枚のレンズの中に「視力を補正するゾーン」と「近視進行抑制を目的としたゾーン」を配置した、デュアルフォーカス設計を採用しています。
視力を補正するゾーンでは、近視の度数を補正して遠くを見やすくします。
一方、近視進行抑制を目的としたゾーンでは、網膜より手前にピントを結ばせる「近視性デフォーカス」を形成します。
この仕組みにより、日中の視力を確保しながら、近視進行の原因となる眼軸長の伸びを抑えることを目指します。
近視の視力補正と進行抑制を両立したコンタクトレンズです
臨床試験で報告されている近視進行抑制効果
クーパービジョンから提供された臨床試験データでは、一般的な1日使い捨てソフトコンタクトレンズと比較して、MiSight 1 day装用群では近視進行および眼軸長の伸びが抑えられています。
装用開始1年後
- 近視進行の抑制率:平均69%
- 眼軸長の伸長抑制率:平均63%
装用開始2年後
- 近視進行の抑制率:平均59%
- 眼軸長の伸長抑制率:平均54%
装用開始3年後
- 近視進行の抑制率:平均59%
- 眼軸長の伸長抑制率:平均52%
また、長期データでは、6年間の装用期間においてもMiSight 1 dayによる近視進行抑制効果が示されています。
調節麻痺下の他覚的等価球面度数の変化量からみた近視進行抑制率
調節麻痺下における他覚的等価球面度数の変化量からみた近視進行抑制率は、MiSight 1 day装用開始から1年後、平均で69%と報告されています。※1
† エラーバーは95%信頼区間を表す。データポイントには評価可能な全ての対象が含まれる。
※1 Chamberlain P et al. A 3-year Randomized Clinical Trial of MiSight Lenses for Myopia Control. Optom Vis Sci. 2019;96(8):556-567.
眼軸長の伸長抑制率
調節麻痺下における他覚的等価球面度数の変化量からみた近視進行抑制率は、MiSight 1 day装用開始から1年後、平均で69%と報告されています。※1
※治療効果には個人差があり、近視の進行を完全に止める治療ではありません。治療開始後も定期的に視力、屈折、眼軸長などを確認しながら経過をみていきます。
※1 Chamberlain P et al. A 3-year Randomized Clinical Trial of MiSight Lenses for Myopia Control. Optom Vis Sci. 2019;96(8):556-567.
治療の対象
MiSight 1 dayは、コンタクトレンズを安全に装用でき、継続して治療できるお子さまが対象となります。
例えば、
- コンタクトレンズの装脱着や取り扱いができる
- 近視進行抑制治療を継続する意思がある
- 1日10時間程度、週6日以上の装用が可能
- 定期的に眼科を受診できる
- ご家庭でも装用をサポートできる
といったことが重要になります。
実際に治療が可能かどうかは、近視や乱視の程度、角膜や眼表面の状態などを診察・検査したうえで判断します。
装用条件
MiSight 1 dayは、日中に装用する1日使い捨てソフトコンタクトレンズです。
近視進行抑制効果を得るためには、原則として、1日10時間以上・週6日以上の装用が推奨されています。
就寝時には必ずレンズを外し、一度外したレンズを再使用することはできません。
治療にあたっての注意点
MiSight 1 dayも通常のソフトコンタクトレンズと同様に、安全に使用するためには正しい装脱着方法と衛生管理、定期的な眼科検査が重要です。
装用中に、
- 充血
- 眼の痛み
- かすみ
- 定期的に眼科を受診できる
- 強い異物感
などがみられた場合は、レンズを外して眼科を受診してください。
また、近視が進行しやすい時期には継続して治療することが重要です。治療終了の時期については、年齢、近視の進行状況、眼軸長の変化などを確認しながら判断します。
治療費用
診察費用は保険適用となります。
MiSight 1 day 1箱(30枚)の価格は、7,000円(税込)となります。
他の近視進行抑制治療との併用
近視の進行程度によっては、MiSight 1 day単独ではなく、他の近視進行抑制治療との併用を検討することがあります。
当院では、近視の程度や眼軸長の変化などを定期的に確認しながら、必要に応じて、
- リジュセアミニ点眼
- レッドライト治療
などとの併用についても検討します。
お子さまの年齢、近視の程度、生活スタイル、ご本人・ご家族の希望などを考慮しながら、適した治療方法をご提案します。
治療は一般診療になりますので、予約は不要です。
随時受診・ご相談ください。初診の方は初診受付をご利用ください。

