
「下まぶたが、さっきからピクピクする」
「止まったと思ったら、また動き出す」
痛みはなくても、勝手にまぶたが動くと気になりますね。「何かの病気では?」と心配になる方もいらっしゃいます。
こうした症状でよくみられるのが、「眼瞼ミオキミア(がんけんミオキミア)」です。多くは自然に治まる、心配の少ないものです。
ただし、似た症状を起こす別の病気もあります。今回は、その違いと受診の目安をご紹介します。
1.眼瞼ミオキミアって、どんなもの?
まぶたの筋肉の一部が、自分の意思とは関係なく、細かくピクピクと動く状態です。
片側の下まぶたに起こることが多く、上まぶたに起こる場合もあります。動いたり止まったりを繰り返すこともありますが、通常は、眼を開けたり閉じたりすることに支障はありません。
多くは数日から数週間で、自然に落ち着いていきます。
2.疲れや寝不足が、きっかけになることも
疲労や睡眠不足、ストレスなどが、きっかけになるといわれています。カフェインの摂取との関連も報告されていますが、詳しい原因はまだ十分に分かっていません。
思い当たることがあれば、少し睡眠を意識したり、作業の合間に休憩を取ったりしてみましょう。コーヒーなどを多く飲む方は、量を控えてみてもよいでしょう。
すぐに止まらなくても、それだけで悪い病気というわけではありません。生活の中でできることを取り入れながら、慌てず様子を見てください。

3.こんな動き方なら、受診しましょう
まぶたのピクピクと区別したいものに、「眼瞼痙攣」や「片側顔面痙攣」があります。
眼が勝手に閉じる・開けにくい
眼瞼ミオキミアでは、まぶたの一部が細かく動いても、通常は眼の開け閉めに支障はありません。
一方、眼が勝手に閉じたり、開けにくくなったりする場合は、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)などを考える必要があります。まぶしさや眼の不快感が目立つこともあります。この点で、まぶたの一部が細かくピクピクする眼瞼ミオキミアとは異なります。
頬や口元も、一緒に動く
片側の眼の周りだけでなく、同じ側の頬や口元も動く場合は、片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)の可能性があります。初めは眼の周りだけに症状が出ることもあります。
片側顔面痙攣の多くは、顔の筋肉を動かす「顔面神経」が、周囲の血管に圧迫されることで起こります。
こうした症状がある場合は、疲れのせいと決めつけず、眼科や脳神経内科でご相談ください。
4.気になるときは、ご相談ください
まぶたの一部が細かくピクピクするだけで、普段どおり眼を開け閉めできる場合は、自然に治まることが多い症状です。
ただし、数週間たっても治まらない、次第に強くなる、生活に支障がある場合は、一度眼科でご相談ください。心配な場合も、無理に様子を見続ける必要はありません。

まぶたが勝手に動くと気になりますが、多くは心配の少ないものです。まずは少し休息を取りながら、落ち着いて様子を見ましょう。
「自分の症状は、よくあるピクピクなのかな?」と迷うときは、枚方市・樟葉のいしの眼科クリニックへご相談ください。

